2019年 1月号 vol.65のハイライト
iguchitte(イグチッテ)は
井口鉱油の最新情報をお客様に発信する
隔月発行の心を込めたニュースレターです。
特集記事
イグチのスタンドに立つボクは「国家二級整備士」。クルマが発するライフサインを、音、匂い、見た目から的確判断。ドア越しに、お客さまのご質問や疑問にお答えします。カーライフにもっと便利を、本当の安心を。
出演:竹井浩一(狭山店:国家二級整備士、検査員)
ケース1
お客さま:あ、どうも~今日はいい天気ですね。
ボク:いらっしゃいませ。すいません、ちょっとブレーキペダル踏んでいただけますか?
ドライバーが気づきにくいケース、それがブレーキランプの球切れです。ブレーキランプは後ろにありますし、しかもブレーキペダルを踏まなければ点灯しないから仕方がありません。でもスタンドに立っていると、給油機の前で停止する際に気づいてしまうのです。
スタンドに立っていると、スタンドに入ってくるおクルマの状態に気づかされることは多いもの。タイヤ、異音、そして匂いなどはボクらにはクルマの健康を知るライフサインそのものなんです。
ケース2
お客さま:お天気いいし、これから高速に乗り遠出です。ちょっと診てもらってもいい?
ボク:はい・・・お客さま、こちらのタイヤに釘刺さっていますね。
これはたまにあるケース。今のチューブレスタイヤは釘が刺さっても、すぐにパンクしないので分かりにくいものなんです。しかし、このまま高速走行するのは大変危険ですから、給油のついでにチェックして大正解でした。
こういうのって日常会話ついでの点検、のようなもの。マジメに「点検しましょうか」となると少し気持ちのハードルがあがりますが、「ちょっと診てもらえる?」くらいならお客さまも言い出しやすいですよね。
ケース3
お客さま:こんにちは、エンジン音がいつもと違う気がするけど、気のせいかしら?
ボク:たしかにそうですね。エンジンオイルだけでも点検してみますか。
一度だけ出会ったケースです。オイルゲージでエンジンオイルをチェックすれば、ドロドロなのが一目瞭然。お伺いしてみれば2年間交換していないとのこと。その異音の原因になっている可能性が・・・このあたりの判断の重要度は整備士でないとわかりづらいところ。その場でオイルとフィルターを交換。すぐに異音は治まりました。そして1ヶ月様子をみたところ、オイルが減っていないので、エンジンにはダメージがないと判断できました。よかったです。
音とかってビミョーですよね。なんとなくヘンに感じていてもそのままにしてしまいがち。クルマに日常的に乗っていると気づくには気づくのですが、馴れてしまうものでもあります。そんなちょっとしたことだからこそ、ボクらに気軽に声をかけてもらえたら、と思います。
ケース4
お客さま:空気入れを貸してもらえますか?
ボク:はい、こちらです。指定空気圧はおいくつですか?
タイヤはそれぞれ銘柄やサイズにより指定空気圧が異なります。そのタイヤにはそのタイヤ固有の指定空気圧があるのですが、意外なことに知らない方が多いことに、スタンドに立ち始めてから気づかされました。ドアを開けたところのボディ側に、指定空気圧を記載したシールが貼ってあります。
ご存知ない方は適当に入れているようですが、指定空気圧にしないとタイヤは設計された性能を出すことはできません。また入れすぎても偏摩耗などで寿命を縮めてしまうことになります。
ケース5
お客さま:お訊きしたいのですが、この間のお見積もり納得がいかなくて…
ボク:はい、その件、ぜひお話しください。
イグチで車検のお見積もりをとったお客さまのケースです。見積もり担当者の説明に納得できないまま、悩んでいらっしゃいました。ある日、給油のついでにボクと会話するうちに、この件をお話しくださいました。そこですぐに車検担当に確認をとり、ボクが中身を精査し改めてご説明をさしあげました。
そのお客さまは給油にはよくいらっしゃっていて、ちょっとしたきっかけでボクに相談してくださいました。その場でしっかり対応させていただき、最後にはお客さまのご納得がいただけました。ここにボクらがいることで、スタンドと整備工場はひとつらなりです。みなさんから気軽にお声をおかけください。これからもどうぞよろしくお願いします。
発行元:iguchitte?編集室
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