ENEOS井草店 スタッフの深倉です。



モーターショーなどに行って新車や名車に思わず目を奪われる事がありますが


クルマの印象を大きく左右する要素の一つに「 色 」があると思います。


色を受け持つのは塗料の役目ですが、塗料についてほんとうにざっくりと表現すると、


樹脂と呼ばれる粘着性で液状の物質と色を与える顔料という成分でできています。


樹脂は乾燥して硬い膜となりボディの表面を保護する層となりますが、この樹脂の種類


によってエナメル・ラッカー・ウレタン塗料などと分類されます。


むかしむかし、自動車の大量生産が始まったころ・・・・・・


例えばT型フォードなどの時代はクルマの色といえば黒が圧倒的に多かったそうです。

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このころの塗料といえば亜麻仁油と松ヤニをまぜたもの、いわゆるワニスに顔料を混ぜた


エナメル塗料でした。このエナメル塗料は乾燥させるのにものすごく時間がかかったのですが


なぜか顔料としてカーボンを使った黒い色だけはいくらか早く乾燥したのだそうです。


ところが1920年代になると、揮発性の溶媒を急激に乾燥させることによりニトロセルロースの


硬い塗膜を形成する画期的な塗料が市場に登場します。これがラッカー塗料で、開発したのが


火薬などの軍需産業で成長してきた巨大化学メーカーのデュポン社です。


自動車産業に注目してGMの大株主となったデュポン社がすすめるラッカー塗料と、エナメル塗料の


改良版を使うフォードのライバル関係も想像すると興味深いのですが、デュポンのラッカー塗料は


やがて業界のスタンダードとなっていきました。


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現代の塗料はアクリル樹脂を使用するものや水性タイプなど各社様々に発達・進化させて開発されていますが


デュポンの塗料の特徴は、どのような種類の塗料にも混ざる中間的な樹脂が含まれていてこれは特許となっている


技術だそうです。
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もちろん当社の鈑金工場もデュポンの塗料を基本としながら、より多様な塗装に対応できるよう他社の塗料も


導入しています。ブログのバックナンバーをどうぞご覧ください。
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