2025年 07月号 vol.90のハイライト
iguchitte(イグチッテ)は
井口鉱油の最新情報をお客様に発信する
隔月発行の心を込めたニュースレターです。
特集記事
みなさん、こんにちは。イグチッテ?編集室です。
youtube番組と連動するイグチ対談フィロソフィア。
4月、CEOに就任した久保崇とエネオス東京支店の松尾洋介が赤裸々に語り合います。
松尾
CEOご就任、誠におめでとうございます。
久保
ありがとうございます。CEOの肩書にまだ不慣れです(笑)。ワクワクと不安といろいろな感情が入り乱れていますが、これからの井口鉱油を自分たちで作っていく覚悟はできています。私とCOOの東海林が先頭に立って、スタッフ全員で力を合わせて取り組んでいきます。
松尾
最初に手をつけたことはなんでしょうか?
久保
年度始めに18名ほど人事異動を行いました。一人一人が受け身ではなく自分から動いていくためのレールづくりです。何が正解かは正直今のところ分かりませんが、自分たちがやることを正解にしていくことが、これからの自分の本当の役割と思っています。
松尾
一方で、長年続いてこられた会社の大切な理念を守っていこう、というような部分があるのかなと感じるのですが。
久保
もちろんそうですね。私自身、井口鉱油の経営理念に共感して、それを体現するために今までやってきました。歴史ある会社のいいところは残して、過去の延長ではなく、今後100年続く企業を目指します。変化するものと、残していくものを明確にして動いていきます。
松尾
ガソリンスタンド業界は決して安泰ではないと、直近で感じる今の世の中。このあたりについてはどのようにお考えですか?
久保
そうですね。ガソリンスタンド減少と同時に、整備工場も同じように減ってきている状況が身近にあります。一方、自分たちが今後、100年企業を目指すには成長と発展がマストです。
幸い弊社に対する地域や業界の認知は高まってきており、今後は他社とのM&Aを通じて、事業規模の拡大を目指します。井口鉱油のさらなる成長と拡大にご期待ください。
松尾
他にもさらに、枠を超えて取り組みされてる事業がありますよね?
久保
はい。今まではカーライフというクルマに関わること全般でお手伝いをしてきましたが、今後は「ライフ」にもスポットライトを当てて、クルマを所有しない方、小さいお子さんや年配の方をサポートする方向にも事業を拡大していきます。
松尾
エネオスもコンビニとの複合店舗、ランドリー事業など多角化への取り組みを始めていますが、イグチはすでにカーライフを超えて事業を展開しているのですね?
久保
すでに個人学習やワーキングスペースとしての「自習室」、基礎学力の充実を目指す子供たちに向けた「学習室RED」、そしてさまざまなお困りごとの解決をお手伝いする「タスカル」などの新事業を開始しています。
従来からガソリンスタンドは24時間、地域の方にご利用いただけるのが大きな強み。人から人へ、多面的な地域サポートを展開しています。
松尾
車検、クルマ販売、メンテナンスにおいてはいかがですか?
久保
おかげさまで車検台数は年間6000台を超え、車両販売は年間500台を数えます。これは日常的にガソリンスタンドをご利用いただいてるお客さまとスタッフの信頼関係があってのこと。
お客さまとの会話、お客さまのニーズをデータ化し、どのスタッフでも分かるようにして、バトンのように繋いでいく仕組みを構築しています。
お客さまの潜在的な思いを顕在化して、これからのカーライフのお手伝いをすることこそが、私たちの役割。車検やおクルマの購入、メンテナンスをお任せいただけるのは、そんな活動で得た信頼の結果と捉えています。
松尾
ガソリンスタンドは給油で必ずいく場所ですから、お客さまが全面的に信頼するお店が近くにあると、暮らしに安心感が生まれます。
久保
そうなんです。今、クルマをはじめ、ほとんどの物が通販で買えるようになっても、ガソリンだけはガソリンスタンドでしか買えません。その意味においてライフサポート拠点として最適なのです。
カーライフだけでなく、地域の人々の切実なニーズにお応えすること、ライフ全般に真面目にかつ誠実に対応することが、私たちにできることなのです。
松尾
お客さまが定期的に来てくださるサービスステーション・ガソリンスタンドの事業って、これからの井口鉱油の思いを実現する場所として最適なのですね。
久保
本当に、一番強い業態だと思います。ガソリンを入れるだけがお客さまニーズだったものを、そこを接点に事業を多角化することで、カーライフからライフ全般におけるお客さまの潜在的ニーズに関わっていくことができるのですから。
松尾
私自身としても、サービスステーション・ガソリンスタンドの価値を今日、改めて認識させていただきました。ぜひ力を合わせて、一緒になって取り組んでいきたいと思います。
久保
よろしくお願いします。
発行元:iguchitte?編集室
記事全文が見れる冊子は各店頭にて無料配布しておりますので、ご自由にお持ち帰りください。