他にはない カーディーラー論３

イグチの未来を社長が展望する今年のイグチッテ？。
「すべてはお客さまのために」は他にはないカーディーラーの最大の特色です。そのためにできることを。

サポートはまごころから

「モノを売って商売するのではなく、お客さまのためになることをする」。今の、そしてこれからのイグチが「他にはないカーディーラー」と名乗る理由はここにあります。そのわかりやすい一例が、お客さまが加入している自動車保険の内容確認です。

万が一の事故に遭われた際において、加入している保険の初動対応と保証内容は、お客さまにとって最も重要なものです。しかし、実際には期待通りにそれが履行されないケースが多々あることをご存知でしょうか？そこで前もってお客さまの保険内容を正しくチェックする無料確認サポートをイグチは推進しています。保険制度は毎年改定が多々あり、内容や条件も変わるもの。価格本位で決めたり、前年度と同条件で継続することで、肝心の保証内容を見落とすことがないように、しっかりとチェックさせていただきます。

この保険の確認サポートを務める「まごころサポートコンシェルジェ」を、イグチ各店舗に常駐させております。まごころサポートコンシェルジェの使命は、お客さまへの気配りと、ご案内などで、保険についてはセールスではなく、お客さまをサポートすることを活動指針にしております。わからないこと、誰に相談すれば良いのかわからない時は、まず、まごころサポートコンシェルジェにお尋ねください

ＤＸ化、進化に合わせての改革

安全性能技術や自動運転など、クルマをめぐる進化の波は止まりません。今、イグチはその全てに対応できる企業としての組織改革に取り組んでいます。具体的には現在のベテランスタッフが、既存車（ガソリン、ディーゼル）の整備作業を中心に担い、また、豊富な知識と経験を活かして若手スタッフのサポートに徹します。一方、デジタルツールの使いこなしが必要な車については若いスタッフが中核となって整備作業などを進めてまいります。そのために現在進行形で、多くの若い世代を採用しています。アナログとデジタルのハイブリッド組織、これがこれからのイグチなのです。

かつてバブル期の日本を体験した方なら、あの頃は企業でも個人でもたくさん稼いで、大きくなって、贅沢することが社会の価値観であったことをご記憶でしょう。しかし、今、20代の若い世代の価値観はまったく異なります。世の中に貢献したい、人のお役に立ちたい、という気持ちを芯に持っています。この世代がイグチを動かすようになるのも時間の問題なのです。であればその時に向けて、まず私たち経営陣が変わっていかなければなりません。かつての売り上げ中心主義から、社会貢献度の高さや働きやすさを重視する企業への脱皮。それは持続可能な世界を作るための課題を定義したＳＤＧ`sにも通じます。

そしてこれに伴うイグチのもう一つの取り組みがＤＸ化です。以前より車両管理ソフト、顧客管理ソフトを活用してきましたが、今後はこうしたソフトウェアの統合的活用により、飛躍的に柔軟なシステムづくりを進めていきます。「他にはないカーディーラー」であるイグチの最優先事項は、お客さまに安全と安心そして経済的なカーライフのサポートをお届けすることであり、クルマのご購入や車検実施から始まるお客さま情報を基に、よりきめ細やかな顧客対応を実現することです。２０２２年にはデジタル課を設立。セキュリティ面において万全なシステム構築をお約束します。

デジタルネイティブである今の若い世代を中心に、タブレット一つでクルマや保険などカーライフ全般のデータをご提供するこれからのイグチ。今後さらなるＤＸ化を通じて、イグチの改革を進めます。

円環的思考で、動く

私がイグチに持ち込んだ経営理念の一つに、「円環的思考」という言葉があります。これはお客さまとのつながりを「一過性の取引に終わるもの」として捉えるのではなく、「自分以外の人に尽くしていれば、いずれ自分にも良いことがまわりまわって訪れる」と信じて尽くし続けることです。

一例についてお話しさせていただきます。価値観の多様化で、クルマを所有せずにカーライフを充実させようとする人が増えてきたことを受けて、イグチでは十数年前からニコニコレンタカーを展開してきましたが、鳴かず飛ばずといった状況でした。

そこで我が社の都合ではなく、お客さまにとって良いことを徹底していこう、と円環的思考にたって３年前に再スタートを切りました。具体的には新車や新車に近い車を大量に揃えてレンタカーの快適性を高め、24時間営業にしてお好きな時間にレンタルできるようにし、さらには短時間のご利用メニューを設けて使いやすくしました。これはお客さまにとって良いことであり、イグチにとっては負担のかかることの積み重ねでもあります。

その結果、現在、南田中店のニコニコレンタカー業績は東京第１位、全国第５位（空港隣接など特殊立地を除くと全国第１位）にまで成長できました。

また、担当スタッフたちは、お客さまから感謝の言葉をいただく栄誉に浴しています。業務を通じて精神的な豊かさを得ることはとても大切なことではないでしょうか？

発行元：iguchitte?編集室