2018年 7月号 vol.63のハイライト
iguchitte(イグチッテ)は
井口鉱油の最新情報をお客様に発信する
隔月発行の心を込めたニュースレターです。
特集記事
検査員:坂口敬(井草店店長・国家2級整備士)
車検でお預けになられたおクルマは、お客さまにお返しする日までイグチから出ることはありません。整備と検査、書類作成、そして新しく車検を取得した証である保安基準適合票の発行までのすべてがイグチで行われます。これはイグチが指定工場だからできることで、その指定工場に不可欠なのが「検査員」です。検査員の任務はおクルマが「保安基準に適合しているかどうかの最終判断」。重い責任が伴います。車検のイグチには、この検査員の資格を持つ整備士が何人もいます。
また、イグチに検査員がいることのメリットとして、検査のために車検場まで出向く必要がないことが挙げられます。おクルマを外に持ち出す必要がなく、整備・検査以外にガソリンをほとんど使いません。これはおクルマを大事にするお客さまにとって、大きな安心感になるのではないでしょうか。国産・外車を合わせて、様々なスキルを併せ持つ整備士たちが、検査員としての立場を活かして、お客さまに本物の安心車検をお届けする…これが「車検のイグチ」全店に通じる務めだと考えています。
検査員:小阪真冬(井草店メカニック・国家2級整備士)
車検場でもイグチでも「保安基準に適合しているかどうかの最終判断」を、検査機器などを使って「検査員」が実施するのは同じ。しかしイグチでは、おクルマに私たちが乗り込んで検査機器に運びます。そうすることでちょっとした異音や振動などに気づきやすいのが大きなメリット。それは整備には直接関係のない部分に及ぶことも。例えばドアのしまり具合だとか、パワーウインドウの作動などの小さな異常にも気づく機会になります。
検査員は責任重大ですが、それは検査項目においてであり、ご存知のようにクルマにはそれ以外の部分がたくさんあります。私たちは整備士兼検査員なので、チェック項目だけではなくクルマ全体への目配りをするのが仕事だと考えます。整備と点検と検査はワンストップで直結しているのですね、実は。
「時計が合っていない」ことが、もしかしたら「バッテリー低下の影響かもしれない」と気づくこと。「検査」の数字だけでは見えないものを感じ取り、その原因を探ること。これから2年間のお客さまとおクルマのつきあいをより良いものにするために、私たちは「検査員」という立場を活かします。
検査員:吉田正博(井草店フロント・国家2級整備士))
「検査員」というとイメージが硬いですが、カンタンにいうと陸運局から指定を受けた「準公務員」・・・ますます硬いですかね(笑)。フロント業務担当の私がこの検査員の資格を使ってできることは、カーユーザーへのアドバイス。検査員の資格を持つということは、クルマの検査基準について2級整備士以上の法律知識を持ち合わせていることになり、例えばおクルマをドレスアップ・カスタマイズするとして、どこまでがやっていいことなのか、そうでないのかについても信頼の置けるアドバイスをさせていただきます。
カーユーザーのなかには「車検など面倒なもの」という方がいらっしゃいます。そのお気持ちは私も良くわかるのですが、おクルマの安全性や今後2年間安心して乗るために必要なものとして車検が定められている以上、お客さまに納得のいく説明を差し上げることも、検査委員としてのフロントスタッフの役割。優しく、わかりやすく、もちろん根拠の部分も含めて、お客さま一人ひとりにお伝えしていきます。
検査員:村上立秋(総店長・国家2級整備士)
車検は、カーユーザーなら誰しも今後のクルマとの付き合い方を考えるきっかけとなるもの。私はまずイグチの整備士の一人として「今のおクルマの状態とお客さまのニーズのより良いバランス」を第一義に、誠実かつ専門性を持ってサポートすることがもっとも大切だと考えています。「検査員」という国家資格は、何よりもそこにお墨付きを与えるもの。逆にいえば、「合格」のハンコは、お乗りになる人のことを考えて正しく整備したものにこそ、押されるべきなのです。
現在の制度では、指定工場には検査員という有資格者が不可欠です。指定工場を拠点三カ所にもつイグチには、現在総勢16人の検査員資格者がおり、その検査員はすべて整備士でもあります。私たちは「検査員」の責任を持つとともに、その立場に甘んじることなく、一人ひとりのお客さまに最善の整備による車検を提供させていただきます。
発行元:iguchitte?編集室
記事全文が見れる冊子は各店頭にて無料配布しておりますので、ご自由にお持ち帰りください。