2024年 1月号 vol.84のハイライト
iguchitte(イグチッテ)は
井口鉱油の最新情報をお客様に発信する
隔月発行の心を込めたニュースレターです。
特集記事
イグチの未来を社長が展望する今年のイグチッテ?。
自動車の枠を超えて新事業への取り組みと、明日のイグチを語ります。
地域に根ざす企業として、地域社会に支えられている私たち井口鉱油は、地域に幅広く貢献する、「ライフサポート事業部」を新規スタートさせました。まず最初に手がけたのは「アイデスク自習室」です。これは勉強からビジネスまで、自身を高めるために集中できる場所を必要とするすべての人に向けたレンタルスペース。24時間営業で、煩わしい手続きがなく、思いたったらすぐに利用するることができます。1店舗目はJR中野駅から徒歩1分の中野サンモール内にあり、さらに荻窪駅前に2店舗目を1月にオープンいたします。その後も中央線沿線に店舗展開を予定しています。
これに続いて、地域の子どもたちへ向けた学習塾も開校します。こちらはフランチャイズの学習塾システムを活用するもので、難関校突破といった受験目的のものではなく、子どもたちの基礎学力をサポートするもので、今年3月開校をめどに進めています。子どもたちを温かく見守るまなざしが、子どもたちの成長に欠かせないことは言うまでもありません。
「ライフサポート事業部」が取り組む事業に共通しているのは弱者サポートの視点です。何らかの理由により、勉強する場所がない、環境に恵まれない、仕事に取り組めないなどの不利な条件を乗り越えて行くために人が必要とするものを提供していきます。
そして地域のお役に立ちたいという思いから「なんでもイグチ(仮称)」の開設準備を進めています。こちらは「買い物」「雑草抜き」「お住いの修理」から「裁判」「経営コンサル」など高度スキルを必要とする案件まで、地域の皆さまの多様なニーズを、それらのサービスを手がける地域の企業に私たちがおつなぎして、安心して問題解決を図ることが目的です。もちろん、ご高齢の方の生活上の手助けにもご活用いただけるものです。ちなみにお客さまに手数料は発生しません。企業にとっては新たなお客さまとの出会いを創出する機会となります。カーライフサポートにおいてイグチが信頼に値する企業ならば、「なんでもイグチ (仮称)」は信頼できる紹介窓口として、地域交流を促進させ、地域の課題を明るい方向に導く人助けとなり得るでしょう。住み続けられるまちづくりとは、子どもからお年寄りまで、人と人のつながりを保てる町ではないでしょうか?
「なんでもイグチ(仮称)」は、まずは年明けにシニア世代支援の簡単リフォームを手掛けることからスタートします。どしどし声をお寄せください。
また、これとは別に学童保育施設の業務展開を構想中です。
有償ですが過度な負担なく経済的に利用しやすい条件を備えて、例えばシングルマザーでもっと仕事がしたい方がお子さまを安心して預けられるようなものを目指しています。その準備段階として現在、社内では子どもと一緒に働ける労働環境を整えていきます。ご存知かと思いますが今の日本では、少子高齢化とともに若い世代に貧困家庭が増え、限られた住空間の中で学習に集中できないという問題や、まともな食事に恵まれないという問題が、子どもたちの身に降りかかっています。
今はガソリン売上の一部を毎月子供福祉センターや「子ども食堂」に寄付させて頂いていますが、将来的には寄付やボランティアだけでなくビジネスベースで持続性のある事業を、収益性の高さよりも一人でも多くの方をサポートすることに軸足を置いて、活動してまいります。
これらの新業態を「ライフサポート事業」という名称の下に進めていきます。今、必要とされていること、世の中のお役に立てることは何か?クルマだけにとどまらない、イグチの新たなる展開を知っていただけたら幸いです。
社内で子どもと一緒に働ける労働環境から、さらに女性にとって働きやすい職業環境を目指します。意欲ある女性には重要なポストを担っていただき、男女の差異がない就労条件を整えていきます。近い将来、より多くの女性の幹部スタッフを迎えたいと思います。企業としてジェンダー平等を実現し、男女を問わない働きがいのある環境作りは、これからのイグチにとって大切な課題です。
100年企業を目指す井口鉱油は新年度で66期になります。今後、目標達成までの34年間をどのように活動していくかが問われています。そこまで持続する企業とはどういうものかを考えると「世の中への貢献、地球環境への配慮、働く人に優しい」などが不可欠であることに思い至ります。それはSDG'sの目標とリンクしており、世の中の流れと言えるでしょう。前回もお話しさせていただきましたが、私たちの世代とは価値観の異なる若い世代が、これからの世の中を作っていくのですから、その世代の人たちがのびのびと働けるように、世の中のお役に立てるように、企業が古い体質から脱皮していくことが重要です。
その先にこそ100年企業が現実のものとなる、と私は信じています。
発行元:iguchitte?編集室
記事全文が見れる冊子は各店頭にて無料配布しておりますので、ご自由にお持ち帰りください。