2013年 10月号 vol.38のハイライト
大改定した自動車保険について押さえておきたいいくつかのこと。
昨年10月以降に契約した方もこの10月以降に契約する方も、必読です。
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昨年10月に自動車保険が改定されました。そのなかでも特に加入者にもっとも影響が大きいのは、事故を起こした場合の「等級ダウン」、そしてこれに伴う保険料の「事故有割増の大幅なアップ」と言えるでしょう。この新しい「事故有割増」の特徴を一言で言えば、「むこう3年間に渡り等級ダウンが継続する」ということであり、これにより3年間で支払う保険料の割り増しは、かなりの額面に上がることが明らかになっています。
保険料の割り増しがどのくらいになるのか、具体例をあげて見てみましょう。今仮に、あなたの加入している保険が「20等級で63%引き」で、その保険料が「85,490円」だとします。その保険を、事故対応に使った場合はどうなるでしょうか?まず1年目にあたる翌年から17等級に引き下げられ、割引率は38%引きにダウン。その結果、あなたは保険料は「+52,760円」値上げされます。さらに2年目の「18等級40%引き・+46,940円値上げ」、最後3年目の「19等級42%引き・+41,550円」まで、この等級ダウンと値上げが適用され続けることにより、3年間で14万円以上の負担を強いられることになります。
事故による修理に、私たちユーザーは保険を使わず「実費修理」を行うことも可能です。これまでは実費修理というと「高額になる!」というイメージがありますが、改定による「事故有割増」で結果的にかなり高額になることが判明した今、「実費修理」のほうが安く済む可能性が出てきました。例えば、先の例では3年間で14万円以上の負担増に。ここに修理費用の免責5万円をプラスすれば、保険を使っての修理総額は約20万円に達します。一方、市場には高品質のリサイクルパーツが出回り、ネットワークを通じてそれを探すことができます。これらはディーラーの新品パーツより低価格なので、うまく活用することができれば修理総額は保険利用時に比べて安くなることがわかっています。
1・「事故有割増」適用はいつから?
昨年10月以降に契約した方が今年度内に保険を使うと、今年10月以降の契約タイミングで「事故有割増」適用となり、保険料が値上がりします。
2・等級が上がったのに、今回の契約で保険料がアップする理由は?
料率の見直しが行われた際に、今、お乗りのおクルマの事故率が高いと値上がりになる場合が。スポーツカーや軽自動車などにこの傾向が見受けられます。軽自動車の値上げは、主婦や高齢者も多く、事故率が高いことによります。
3・26歳以上/35歳以上補償契約で、年齢区分が細かくなっています。
「30歳未満」「30歳以上40歳未満」「40歳以上50歳未満」「50歳以上60歳未満」「60歳以上70歳未満」「70歳以上」と以前より年齢区分が細かくなり、各料率が異なります。
4・保険料金を下げる方法は?
現在無事故の方は、ご自身のおクルマの車両保険を「大きな事故・大破だけに使う」と限定することで免責金額の額を増やし、保険料金を下げるのもひとつの方法です。
発行元:iguchitte?編集室
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