連日続く強烈な残暑・・・皆様いかがお過ごしでしょうか?日中は風もなく、ただただ暑い(-_-;)その影響か、お客様のお車も風が出なくなってしまいました。拝見したところ、ファンモーターが回っていないようです。さてさて、原因はいかに?車のブロアファンは抵抗を使って、風量を変えています。意外と単純な構造で、例えば風量の切り替えが3段階で考えましょう。1段目の時は、抵抗を2つ使って、風はそよそよ。2段目は抵抗を1つ使って、風はぶ~ん。3段目は抵抗を通さず、風はダァ~!この抵抗のところをレジスターなどと呼ばれ、最近では基盤のようになっていますが、以前はコイル状の見るからに抵抗(..)を使っていました。私の若い頃・・・つまりは三芳店の村上店長の若い頃ですね~。抵抗に電気を通すと、真っ赤になります。昔は、卓上コンロというと電熱線のものを使っていたのをご存知ですか?あれは、スイッチを入れると真っ赤になってお鍋などを温めますよね?私の子供の頃の食卓にあった様に、村上店長の食卓でも活躍していたそうです。当然、高熱を発するのですが、それをブロアファンの風を当てて、冷却しています。つまり、レジスターはファンのすぐ横に取り付けられています。よく考えられていますよね。さて、今回はモーターの固着が原因でした。簡単な初見としては、1、2段目で風がでないが、最大にすると風が出る、となるとレジスターが原因なんて判断もしたりします。最近では珍しい修理でしたが、部品を交換して無事に納車となりました。
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