こんにちは、オートセンター本店工場の田野です。今回トヨタエスティマで突然ヘッドライトつかなくなりエンジンが始動しなくなってしまったという症状で運ばれてきたお車の点検です。セルは元気よく回っています。確かにヘッドランプが点灯しないのとウインカーはつくけどハザードはつかないといった感じです。とりあえず各フューズの点検です。EFIのフューズに電気が来ていません。そのため燃料ポンプを作動させるオープニングサーキットリレーにも電気がいきません。まずバッテリー横のメインのフューズを点検してみます。が切れていませんでした。困ったので配線図を取り寄せてみます。
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どうやらメインの50Aのフューズを通ってヘッドランプ、ハザード、EFI等に 電気がいっているようです。とりあえずメインのフューズボックスを外して見たらなんと裏側がとけています。そのためエンジン始動に必要な箇所に電気が供給されなかったようです。
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まずメインのフューズボックスの交換です。また溶けた配線の修理、導通、短絡の点検をしてEFIのフューズを点検してみたところ電気がきています。その後エンジンを始動してみます。
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無事エンジンは始動しました。ただなぜ溶けてしまったのか不明です。その後オーナーに確認してみたところ以前、フロントの事故修理でヘッドライトの配線修理の経歴があるそうです。私も事故修理を6年やっていましたが外装の美観だけでなくこのような部分も気をつけなければと思いました。