※旧所沢店(現三芳店)で作成された記事です※
こんにちは、所沢店の渡辺です。
新年一発目の作業はバッテリー充電から始まりました。
なにやら久しぶりに乗ろうと思ったらバッテリーがあがってしまってエンジンがかからないとのこと。
この時期よくあるお話です。JAFさんを使ってのご入庫となりました。
自動車保険でロードサービス云々言い出すとまた長くなるので割愛します。
さて、運ばれて来たお車にブースターケーブルでバッテリーを繋いで始動を試みます。
・・・
うんともすんとも言わねえ・・・。
電気は来ている。電圧も問題ない。
となると別の原因があるということになるわけですが、
もはやスターターモーターかインヒビタスイッチくらいしかない。
ニュートラルで始動できればインヒビタスイッチが疑わしくなるわけですがPレンジに入れるとシフトポジションランプもしっかりと連動しているしNでも始動できないのでこうなるとセルモーターの可能性が濃厚です。
お客様にはおそらくセルモーターである旨を伝え
ひとまずお預かりさせて頂き、車を上げてセルモーターを小突いてみるため位置を確認。
すんげえ奥にあるじゃん・・・。
思ってた位置の2倍くらい奥まったところにあるじゃん・・・。
とりあえずバールのようなものでツンツンしてから再度キーを回すと無事にエンジン始動。
完全に犯人はセルモーターです。
自分の中で交換時間30分くらいを予定してましたが大幅オーバーの1時間半程かかってようやく終わりました。
こちらが交換したセルモーターになります。

そして見づらいですが、タイヤハウスからエンジン覗いた構図の写真です

この黄丸の部分がセルモーターです。
結局このセルモーター外すスペース確保のために、タイロッド外してオルタネーター外してVベルトどけて、それでも知恵の輪のようにセルモーターをぐりぐり回転させることでようやくどうにかこうにか脱着できました。
古い車(特に平成10年以前)ってエンジンルームの中が結構スカスカしてるイメージだったので、軽く考えてましたがこれでもかってくらい狭いスペースにぎっちり詰め込まれておりました。
まだまだ勉強不足を痛感した一件でした。
ほんと確認て大事です。マジで。