投稿日時:2012年12月22日 06:58:13
こんにちは オートセンターの小阪です。
引き続きエンジンオイルのお話です。
エンジンオイルの6つの仕事はこの前にお話しましたが、この機能を保つには
オイルの適正な粘度を保つ必要があります。
オイルは走行距離に比例して汚れを取り込んでいきますが、もっとも粘度を低下させるのは 水分やガソリンの混入なんです。
ガソリンの燃焼は水蒸気を発生し昼夜の温度差は クランクケース内に結露を誘発します。
燃え切らなかったガソリンも シリンダーとピストンリングの隙間を通り抜けてブローバイガスとしてオイルに混入していきます。
オイルに5%のガソリンが混入すると粘度は20%から30%も低下してしまうそうです。
粘度が低下してしまうと油膜が切れやすくなるため 金属同士が接触しやすくなりエンジン内部の摩耗が余計に進んでしまうんです。
オイルメーカーが半年ごとのオイル交換を推奨しているのも この粘度低下のメカニズムのせいなんです。
いつオイル交換をしたかな?なんていうお客さまは 一度オイルとエレメントの交換をおすすめします。
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