夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬
(おぜ) 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径
(こみち)
水芭蕉(みずばしょう)の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花
(しゃくなげ)色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空

夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 野の旅よ
花のなかに そよそよと
ゆれゆれる 浮き島よ
水芭蕉の花が 匂っている
夢みて匂っている水のほとり
まなこつぶれば なつかしい
はるかな尾瀬 遠い空



童謡「夏の思い出」です。
「もう秋なのに夏の唄なんて季節外れだっ!!」なんて仰る方々、
バカな事、言っちゃいけないヨ。
この唄は「夏を思い出す」という内容の唄だから
バッチリとオンシーズンなのです。

子供の頃は退屈に感じていた、このような詩やメロディーが
この頃になって、やけに心に沁みたりします。
どこかに忘れてきてしまっていた「思い出」を
不意に思い出すようなノスタルジー。
20才代の若造くん達には、この気持ちは解るまい
悪いが、今回のブログは君達を置いてけぼりだ。