
5月2日、久方ぶりにタイミングベルト交換のお車がご入庫。平成20年式バモスターボ。国産車(大型バスを除く)にしては珍しいリヤエンジン・リヤタイヤ駆動のお車。ターボ車になりますのでエンジンの向きもフロントエンジン・リヤ駆動車とは真逆の作りになっております。エンジンレイアウトで最も有名なのがVWビートル(BMW製ではありません)。ポルシェが代表的なお車になります。そして10年以上前から軽自動車でもタイミングベルト(10万キロ交換)からタイミングチェーン(トラブルが無ければ生涯無交換!!)に移行していますので年間でもそう多い作業ではなくなってきているのが現状です。しかしまだまだこうして現役で頑張っているエンジンもありまた重要な作業であるため慎重に事を進める必要があります。

慎重に作業を進める中、数時間。ようやっとタイミングベルトとご対面。今回、工賃が重複することからウォーターポンプ(冷却水循環用)も同時交換を行います。

関連部品、すべて交換しベルトの位置確認。この位置がベルトの位置がずれていると最悪エンジン破損に至ってしまうため一番神経を使うところです。いざクランクシャフトを回転させ再度各部の合わせマークを確認。すべての合わせマーク位置正常。これで安心して現状復旧作業に取り掛かります。数時間後すべての普及作業が終了しエンジンスタート。快調にまわるエンジン音を耳にしたときすべてが報われる瞬間です。作業後のテスト走行もしっかりと行い異常がないことを確認し5月4日、お客様の元へと帰って行きました。