今回は本当にあった信じられないお話をしましょう。

T信用金庫事件ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、銀行が一人の女子高生の会話がきっかけで経営破たんになりかかってしまった事件です。

その内容というと1973年T信用金庫に就職が決まった女子高生A子とその友人Bとの会話から信用金庫は危ないとB友人に言われその言葉を真に受けたA子は同信用金庫の近所に住む親戚に「信用金庫は危ないの?」とたずねられた。その親戚は美容院のCさんに「T信金」は危ないと話した。

CさんはFさんに「T信用金庫は危ないらしい」とはなし、そこに居合わせたクリーニング業の耳に入り「T信用金庫は危ない」と断定調なった。仕舞いには「社員が使い込んだ」、「支店長が自殺した」などと二次的デマへと発展し、噂が噂を呼び取付け騒ぎとなり、経営破たんの危機にまで追い込まれてしまいました。

最終的にはマスコミの報道でデマということで沈静化しました。

この事件ではちょっとした会話から取付け騒ぎにまで発展してしまいましたが、過去にもそのような事は多々あります。直近では3月11日の大地震後のガソリンが供給不足になるからガソリンが入手困難との連想で長い行列が出来ました。また、食料品が入手困難などがありました。今振り返ればどうでしょうか?なかなか難しく不安になってしまいますが、一人一人落ち着いて行動すればこのようなことにはならなかったと改めて思う気が致します。みなさまはどのようにお考えでしょうか?