はじめましてこんにちは!今野(コンノ)と申します!2月より所属させて頂いております。
日頃より当店をご愛顧いただいております皆々様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
近頃はすっかり暖かくなりましたね。私はと言えば、冬の期間の悩みの種である洗濯物が乾きやすくなってくれて喜ばしい限りでございます。
かと思えば連日の雨や冷え込む夜などなど、まだまだ不安定な気候が続きそうで気が抜けません。
それはそうと、気がつけば既に3月も終わりを迎えようとしていますね。つまり2023年が始まってもう1/4が終わるということです。いやはや時の流れというものは、歳を重ねる毎に早くなっていくような気がしますよね。
私にとってこの3月は、とても忙しい月になりました。新人ですゆえ覚えることもなかなかに多く、プライベートでも依頼がてんこ盛りで休みなんてあってないようなものになっておりました。
流石に仕事中の写真をあげるのは躊躇われるため、1例としてプライベートの1幕を紹介しますね。
まずはこれ


依頼されたトヨエースのタービン交換ですね。走行中にパワーがなく、1000rpm辺りから大きな振動がある、との事でしたので診断したところ過給圧不安定。原因として考えられるのはいくつかありますが、その中でも比較的安上がりなタービン交換をおこなって様子見としました。試走でも元気よく吹けてくれたため、大丈夫そうかなと思います。
お次はこれ
少し昔のスズキ車に搭載されております、「K6A」エンジンの修理と加工です。
このエンジンは冷却水の回りが悪く、ちょっとメンテナンスをサボったまま乗ろうものなら、すぐに調子を崩してグズりだし、挙句の果てには吹き飛ぶという割と繊細なエンジンだと思ってます。
この依頼は「始動不能」。つまりエンジンがかからなくなったという症状で泣きつかれちゃったものです。

案の定、バルブシートリングの当たり面はボロボロ。圧縮がなければどうしようもありませんからね、修正します。とは言え、やりすぎるとクリアランス調整の方式的に使い物にならなくなってしまうのもまた事実。過ぎたるは猶及ばざるが如しと言いますからね。いいポイントを探ります。ついでに秘密の加工をしてパワー上げちゃおうと思います。
春は出会いと別れの季節です。断捨離で捨てるのも結構ですが、ひとつのものと長く付き合うというのもまた、日本が誇る文化だと思います。直せるものは直して喜んで頂き、オーナーと車が2人で新しい何かに出会えるのなら、それは整備士冥利に尽きるというものであります。
長々と失礼致しました。良い一日をお過ごしください。