今野です。
前回に引き続き車高調の加工です。

この4穴のキャップを取りましょうと。で、そのための工具を作るはめになりましたと。
まず素材ですが

・45mmのS45C丸棒をL:30mmで切り出したもの(モノタロウ)
・4mm平行ピン
・なにかグリップになりそうな硬い金属棒(画像のボルトは今回不使用)
です。
手順としては

だいたい真ん中にドリルで穴開けて

ロッドが15mmなので余裕持たせて16mmまで拡張。大抵ボール盤の把握径は13mmとかそこらなのでノスドリルとかで頑張りましょう。
で、後は4mmドリルで直結36.5mmに90°ずつ穴開けて、平行ピン叩き込んで、持ち手を突っ込む穴を横にあけて

こんな感じのものができます。
こいつを車高調に取り付けまして

あ、ちゃんとロッド養生しましょうね

こうなりましたら

浮かないように塩ビか何かで抑えてナットで固定して、フルパワーで反時計回りに緩めます。
スレッドロッカーが塗布してあり、耐荷重300kgの作業台がミシミシ言うほど硬いのでネジとかじゃグリップとして用を成しません。そこら辺にあったテキトーな工具を両サイドに突っ込んで回しました。工具ってとんでもなく硬いんですね……
「ドカン!!!!」と緩みますので怪我に注意してください。
緩みましたら中のショックオイルをメスシリンダーなりビーカーなりに入れて量を測りましょう。
F:150ml
R:175ml
だいたいこんなもんでした。色は青っぽかったです。

オイルが抜けたら中の抜け止めCリングを細いマイナスとピックツールで引っ張り出して

ロッドを引っこ抜きまして


開けた穴からエアを吹くなりしてフリーピストンを出します。結構な勢いで飛ぶので必ずウェスなどで抑えながらやりましょう。フリーピストン駄目にしたら終わりです。

さあここまで来たらオイルシールとOリング、ピストンウェアリングを交換し、シムを調整するなりしましょう!
本題はこっち

ちょっとわかりずらいかな?
図にするとこんな感じです。

なんと横っ腹にテキトーに穴を空けた場所は厚みが異なり、バルブを根元まで突っ込んでもフリーピストンが干渉しない設計でした!良心的!
パーツも揃ったのでボチボチ終わらせましょうかね!

ね!
そうそう、並行してこんなのも入手しました

DA6インテグラのFナックルです。これがまあオモロイんですよ。こちらはまだもう少し後で。
てなわけで長々と失礼しました。最近寒いので体調には気をつけていきましょう!