今野です。
前回はハイカムが手に入りました。今回は腰下です。
とはいえ基本に忠実に、当たり前のモノを当たり前に組むのみですがね。
今回、クランクシャフトにはとある細工を施していますので、オイルクリアランスはシビアに詰めます。

クランクメタルは廃盤なので、RF1ステップワゴンのB20(VTECなし)のモノを使用します。
シリンダゲージで寸法を見てサイズにあたりをつけ、実際に組んでみてプラスチゲージで様子見、本チャンのメタルを組み込む。この繰り返しです。
コンロッドメタルはクランクとコンロッドのマークを見て選定、組み込みです。
あとはピストンリングとコンロッドメタルを組み込んでシリンダーに挿入。


特にそれ以上言うことはありませんね。
車の整備はバカでもできます。ネジやナットを緩める/締める、隙間をみる、磨く、削るなんてのは工具の使い方さえ知っていればできますからね。
しかしアホにはできません。ネジ1本ナット1個をどのくらい締めるのか?緩める時の感触はどうか?ネジ山の状態は?合わせ面の状態は?クリアランスの意味は?その部品は、車は今何をして欲しいか?そういうことを考えながら今持っている全てをかけて取り組むのが私の信条です。ある意味信仰心にも似たものですが、一方でこういう心がけは当たり前のものであるとも思っています。
基本を疎かにするものに車を触る資格はありません。プラグ1本、パッキン1個に至るまで然るべき注意点があるんですよ。そんな低レベルな話は他所でやってください。
さて、次回予告ですが

アルミニウムの塊が手元にあります。はてさてこれがどう化けるのか...