11月8〜9日に鳩山カントリークラブ(埼玉県)で開催された「コスモヘルスカップ シニアゴルフトーナメント2025」を観戦して来ました。


PGA主催のシニアツアー(参加資格保有は50歳以上のプロ)中の1試合でシーズン終盤に開催されることから毎年、賞金王争いの熱いデッドヒートが繰り広げられます。
今年も勝利の行方は4選手によるプレーオフと最後の最後まで大接戦。最終日は例年以上に大盛り上がりでした。


「ふーん、おじさんのツアーか....」と侮るなかれ。
ゴルフ好きなら目が輝き、ゴルフ好きでなくても絶対に名前を知っているようなレジェンドが参戦していますよ。


倉本昌弘、飯合肇、川岸良兼、西川哲、片山晋呉、藤田寛之、深堀圭一郎、横田真一....(敬称略)。
ね? 往年のスターからレギュラーツアーでも活躍中のプレイヤーまで勢揃いなんです。


加えて今年は阪神タイガースOBの真弓明信さんも出場していました(個人的に激アツ)。
【豆知識】 ご先祖は後醍醐天皇に仕えた弓の名手。狙いを定める打撃に長けていたのも納得ですね。ベストスコア66の見事な腕前。


シニアツアーの魅力は....私はおじさま達の妙技を拝見できることだと思っています。昨今、レギュラーツアーはドライバー300ヤードが当たり前、飛距離ありきになっていますがシニアツアーは違います。60代、70代の選手は飛距離では若い選手には到底、及びません。
その代わり、彼らには精度の高いアイアンショットや多彩なアプローチ、神業のようなバンカーショットがある!


経験を積んだおじさま達の技巧には、見ていて溜息が出るほど。THEプロフェッショナルの名人芸でギャラリーを沸かせたかと思いきや、グリーン上での会話は(身体の)どこそこが痛いだの、おじさんそのもので、和むことも多々。


パワープレイが全てじゃないよ。パワー(若さ)がないなら別の武器に持ち替えればいい。お前も戦えるんだよ、とシニア選手たちに教わっているような気がしました。


私もこれからの人生、仕事においてもパーオンこそできなくなったとしても、アプローチとパターでパーを取れるよう、言うならばこの年齢だからこそできること、探って、磨いていこう。


シニアツアーで得た人生訓です。 (兼谷)




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