こんにちは上井草教室です。
このたび、新年度の予算成立のために「高校授業料無償化」が与党と維新の会の合意により成立する見通しとなりました。
我々塾業界にとっても大きなニュースです。東京都の場合には先行して実施していることなのですが、本当に必要なことなのかは疑問に感じます。
①所得制限なしに疑問・・・本当に困っている人にとっては、補助は必要です。でも、一律にすべての人に補助する必要があるのでしょうか? 十分な収入がある家庭であれば、その必要がないと思います。
②私立高校の授業料まで補助する必要はあるのでしょうか?・・・私立高校の授業料まで無償化したら、どんどん私立の方の志願者ばかりが増えてしまい、公立高校はどんどん定員割れをしてしまいます。私立高校が授業料をどんどん値上げしてしまったらどうなるのでしょう?そもそも税金で運営しているのは公立学校なのですから、税金は公立学校の充実にあてていくのが筋なのではないでしょうか?
③その費用負担はほかの世代や今の子供たちが将来負担することになります。
・・・こういった政策をするには財源が必要ですが、その財源は税金です。子育て世代の人々以外の税金が子育て世代にばかり回っているこの現状はいかがかと思います。また、今の子供たちが大人になるころ税負担はどうなってしますのでしょう。それでなくても少子化なのに…。
そもそも、今の政府が進めている少子化対策は本当に効果があるのかははなはだ疑問です。子育て支援ばかり次々とやっていますが、これで子供が増えるでしょうか?今の政策は子育て支援というよりは親楽支援だと思うのです。親に楽をさせれば子供が増えるのかなあ。親は少々苦労しないと、子供に対する愛情が薄れていくような気がするのですが…。
子どもを増やそうと思うのなら、これから結婚しようとする若者を救ってあげたほうがいいと思うんですよね。経済的に苦しいから結婚できない、子供を作れないという若者や、自分の好きなように生きていきたいからという理由で結婚したくない、子供を作りたくないという若者が増えているのが一番の問題のような気がします。奨学金を返すのに苦労している若者を救ったり、恋愛や結婚に興味を持つ若者が増えるような社会にしてあげることの方が大事なんじゃないかなあ。

皆さんはどう思いますか?