投稿日時:2010年10月22日 23:56:44
今回のエンジン不動の原因は電気系ということで、それに関わる要因はいろいろあるのですが、いきなり結論です。イグナイターというエンジンに火花を発するための主役的部品です。それに、イグニッションコイルなどが追従するのですが、この車両の場合それらの部品がディストリビュータという部品の中に組み込まれ一体式になっているので、年数を考えディストリビュータ本体の交換となりました。エンジンの3要素である「良い混合気、良い圧縮、良い点火」のうち、良い点火が得られなかったんですね。エンジンの作動原理として、空気とガソリンの混合気(良い混合気)をエンジン内部に吸入し、それを密閉された部屋で圧縮(良い圧縮)され、圧縮された混合気にスパークプラグで点火(良い点火)され膨張し、その燃焼ガスが排気ガスとして排出されるわけです。簡単に工程をいうと、「吸入~圧縮~膨張~排気」を1工程としそれを4サイクルと呼ばれています。面白いですね~これを発明した人はすごいですよね!確か、オットーさんという方かと・・・「森永のおっとと」とは関係ないようです(・・;)それをメンテナンスするのが私たちの役目であり、安心してお任せください!
投稿日時:2010年10月21日 11:33:34
さあ、電気系を見てみましょう。とは言っても、出先のため簡易な診断にはなりますが、とりあえずスパークプラグに点火されているかの確認です。プラグをボディーアースするようにして、エンジンをかけてみます。「きゅるきゅるきゅるー」「・・・パチッ」「パッパッ・・・パチッ」ん~?火花がうまく飛びませんねぇ。アースがわるいのでしょうか?位置をかえて、もう一度。「パチッ・・・」やはりうまく飛びませんね。これは、電気系が怪しいですかね~。詳しいことは出先では無理なので、お客様にご説明して、お車を引き揚げるべくいったん帰社することに・・・あらためて体制を整え、ご訪問してお車をけん引し工場へご入庫です。今回のように、エンジンがかからない場合、原因はいろいろなことが考えられます。まず、大きく分けて燃料系なのか電気系なのかを判断して、徐々に原因を絞り込んでいきます。あとは一つ一つ消去法で診断していくことが多いですかね。それと、経験も必要とされますかね(*^^)v当社の工場には、そんな経験豊富なメカニックがそろっております。安心してご用命ください。
で、今回の結論は?つづく・・・ってまたかい
投稿日時:2010年10月20日 01:01:06
今週末にご入庫予定のお客様より、緊急連絡です。「突然エンジンがかからないですけど・・・」電話のご様子ではバッテリー上がりとのことです。ということでスクランブル発進!早速ご自宅でお車を拝見すると、セルモーターは元気に回っています?が、エンジンはやはりかかりません。これは簡単にはいかないようですね(-_-;)エンジンがかからない場合、いろいろと原因はありますが、まず大きく分けて燃料系か電気系かに絞ってみましょう。では、燃料をみてみましょう。燃料の供給に電磁ポンプを使用しているため、ポンプの作動音を確認することができます。このお車は、燃料タンクの中にポンプが入っていて、ちょうどリヤシートの下あたりに取り付けてありました。キーをONにすると数秒間ポンプが動きます。それでは、キーON!「ブーン」おっ!動いているようです。しかし、実際に燃料は出ているのでしょうか?エンジンルームの燃料ホースを見つけ、ちょっと緩めて再度キーON。「ブチュー」ってキスではありませんが燃料が出てきました。とりあえず、燃料は供給されているようです。さあ、次に電気系を見てみましょう。と、ここでお時間となってしまいました。ってなんの時間やねん!つづく・・・
投稿日時:2010年10月18日 00:27:20
店舗の近所にスーパーがあるのですが、その駐車場でお客様のお車がバッテリー上がりで立ち往生。ランプをつけっぱなしで駐車してしまったようです。来店されたお客様が、「すみませ~ん、バッテリーが上がって他の車とケーブルでつないでも、ウンともスンともいわないのですが・・・」つなぐ前は、カチカチといっていたようなのですが、「では、ご一緒に行ってみましょうか」といわけで出張に・・・ボンネットを開けてバッテリーを拝見すると、なにやら端子にショートしたようなコゲ痕が・・・」とりあえずジャンピングしてキーを回すと元気よくセルがまわります。が、エンジンがかかりません???どうやらはじめにつないだ時に、バッテリーをショートさせてしまったようです。ということは・・・案の定、いくつかのヒューズが切れていました。とりあえず、動くようにして工場へ。診断結果は、メインのヒューズと燃料制御系のヒューズが切れていました。とりあえずヒューズ交換で事は済みそうですが、場合によっては大変なことに・・・バッテリー上がりには十分気をつけましょう!そうなる前に、日頃からきちんとしたメンテナンスをご相談ください。
